ボラカイ島 滞在記④ 4日目
DAY4!
今回の旅行は、大学時代の友人と3人でやってきましたが、そのうちの一人が帰ってしまう日で、早朝に友人をホテルの前で見送りました。
日本に帰っても、住んでいる場所は近いのだからまたすぐに会えるのに、3日間24時間ずっといっしょにいた人がいなくなってしまうのはとても寂しい。たかが数日なのだけど、ごはんを食べて帰る場所が同じであることは、関係性に安心感を与えるなぁと思う。
ボラカイ3泊4日はなかなかの弾丸ツアーだったと思うけれど、ふと思い出したときや写真を見返したときに、明るくなったり穏やかになったりほっとしたり、なんでもいいから少しでも良い気持ちになる瞬間があるといいな。
さてさて、4日目&5日目はひたすらダイビングDAYです。
今日も天気は晴れ!
朝7:00、「Sunnyside Cafe」で朝ごはん。
わたしはオートミールを、友人はシャクシュカというメニューを注文。
このシャクシュカ、フィリピン料理かと思っていたのですが、どうやらわたし調べによると中近東発祥のものでイスラエルで朝食として食されるメニューだそう。
こちらのお店では、チリコンカンの味に近いトマトソース、豆腐の上にたまごをのせてオーブンで焼いている感じでした。パンが大きくてあまり見えてない。
少しおすそわけをいただきましたが、おいしかったです!
ダイビングショップまでの送迎は頼まず、朝ごはんを食べてお散歩がてらショップに向かうのが日課になりました。
今日のダイビングは、2ダイブ。
1本目はTRIBIRD(トリバード)というダイビングポイントに向かいます。
カティクランからロシアの飛行機をボラカイに運び沈めたポイントで、深度は28M。オープンウォーターの資格だと潜れない深さで、でもどうしても沈んだ飛行機のなかに入ってみたくて、今回アドバンス講習を受けることを決めました。
飛行機の窓から内側に入ると、飛行機を住み家にしている魚たちが一気に泳ぎだす光景が圧巻でした!(写真はたぶん、飛行機の羽…?)(わたしのレンタルウエットスーツがこの日からド派手になりました)
わたしとインストラクターが飛行機のなかにする~っと入っていったがゆえに、友人がわたしを見失い一瞬迷子になってしまうというプチ事件も起きてしまったけれど、飛行機探検はとてもとてもわくわくしました!(迷子にしちゃってごめんね)
2本目は、カメラを貸してもらってフォトグラファー講習。
友人がウミウシマニアなのにつられて、わたしも水中で全力でウミウシを探す習慣がつきました!
あんまりかわいい子は見つけられず、というより色合いを上手に撮れず、ちょっとダークサイドな子たちがカメラに収まりました。
ソライロイボウミウシさん
だれかのブログを見ていたら、ウミウシ好き熟練ダイバーからするとイボ系ウミウシは軽視されがちと書いてあったけど、きみも立派なウミウシだよ。
オトヒメウミウシさん
そのほか、透明でスタイリッシュなニセアカホシカクレエビさんを発見!
こちらはウミウシマニアのホモサピエンス、友人のまなみちゃん。
ダイビング後は、ダイビングショップの目の前の海でのぼのぼ。
ステーション3のあたりは人が少なくステーション2に比べるとのんびりした雰囲気で、ダイビングが終わったあとも美しい時間が続きます。
そしてダイビングショップの方においしいよとおすすめしてもらった「Bei Kurt und Magz」へ。
14:00頃、少し遅めのお昼ごはんです。ホテル併設のレストランで、ドイツ料理の店なのですが、頼んだのはポークアドボとガーリックシュリンプパスタ。
ドイツ関係なくなっちゃったけど、おなじみの味でおいしかったです。
帰り道でお土産を物色しつつ、
なぜか右手に魚持ってる人を見かけつつ、
一旦宿に戻ると、数秒で友人が寝落ち。わたしもゴロゴロ。
そして夕方、宿を出てすぐの「chacha's」のテラス席が空いていたので、夕日を見ながらポテトフライとビールをいただきました。
今日もまんまる太陽が水平線へ。
夕日、ポテトフライ、ビール、この3つがそろえば、大体のことは解決する気がする。
小腹を満たしてお店を出たところで、「すみませ~ん」と声をかけられる。
マリンアクティビティの勧誘のお兄さんが片言の日本語で話しかけてくるのは日常茶飯事だけど、流暢な日本語で日本人の若い女性に話しかけられるのは初めてだったのでちょっとびっくり。
声をかけてくれたのは、ユキさんというボラカイに住んでいる日本人の方で、日本人観光客を見つけては嬉しくなり話しかけているそうな!たしかに、ボラカイ島を歩いていて日本人とすれ違うことはほぼなかったから、めずらしいんだろうなぁ。
ちょこっとお話しして、ユキさんはウェディングフォトの仕事でボラカイに来たこと、ボラカイには10人ほど日本人が住んでいること等を聞きました。(お世話になっているダイビングショップのオーナーさんも日本人)明るい、南国の雰囲気がぴったりの方でした。
そして、夜はステーション3にある「SANDS HOTEL」の脇道を入っていったところにあるシーフードマーケット(名前を確認し忘れてしまったけれどたぶんココ)に。
その場で選んだ海鮮たちを調理してもらえるらしい、そしてそこはSANDS HOTELの脇道の奥にあるらしい、という情報をダイビングショップで小耳にはさみ、その少ない情報を頼りに行ってみました。
本当にこの方向で合ってるのだろうかと不安になる道を通りますが、正解でした!
お土産やさんが並ぶ道を通り抜けると、
急に海鮮市場が現れます。
カニ、イカ、魚、貝類等、市場に並んでいる海鮮の中から、好きなものを好きなだけ選んで、市場の横にある飲食店で料理をしてもらうスタイル。
おそらく市場の区画ごとに調理を任せる店は決まっていて、魚介類を買うとそのままお店に連れていかれます。調理方法は、市場の人がお勧めを教えてくれますが、こちらから希望を言えば変更も可能です!
材料費はその場で支払い(あとで知ったことですが、値切れます!)、別途調理費はお店で飲み物のオーダーと合わせて精算です。(ええ、値切れます!)
わたしと友人は、妹の夫が日本人(だったかな)という人に、言われるがままに海鮮を買って、なぜかみんなで記念撮影をし、チリクラブ・エビのバターガーリック炒め・イカ焼きをいただきました。もちろん、サンミゲルライトと共に!
食材選びからできるので、少しエンターテイメント感も味わえて楽しい夜ご飯でした。
ボラカイ、いいところだな。このTシャツが言う通りだ。
5日目に続く。