宮古島 ひとり旅② 3~4日目
7時、またテレビの声でびっくりして目が覚める。
自動でつく設定を消し忘れていました。もうここまで来たら、最後までテレビの声を目覚ましにしよう。
3日目の朝ごはんは、洋食!
毎日ボリュームたっぷり。
もりもり食べ、宿の屋上にあがってみると青空が!
海の色も前日より明るくて、うきうきしながらダイビングへ。
今日も3本、まずは午前中に「なるほどtheケーブ」へ。
太陽の光が海底まで届く、美しいポイントでした。前日の曇り具合でも海のなかはきれいだったけれど、光があるとまた違う!
ハタタテハゼさん。
「大好きなポイントなんです!」とめちゃくちゃかわいい笑顔で話すインストラクターのお兄さん。
そして一本目のあとは、お楽しみのお昼ごはん。この日は坦々うどん!メニューは毎日違うらしいです。
二本目は、「魔王の宮殿」へ。ドラクエみたいな名前に胸が高まる。
まず潜水してすぐ、ミゾレウミウシさんを発見!
晴れたおかげで光が海中でゆらめいて、神秘的で二日間でいちばん好きなポイントでした。自分で撮った動画をみてうっとりしてしまうほど。
そして三本目、「マリンレイク」へ。
マダライロウミウシさん×2。おしりかじりむししてる。(交尾かなぁ)
こちらはコールマンウミウシかなぁ...?
ここのポイントでは、洞窟を抜けて溜め池に出るのですが、塩分(真水と海水)と水温の差で水中がモヤモヤするサーモクライン、ケモクラインを見ることができました。
そして、ここも光がきれい!!
宮古島に来るまであまり地形に興味がなかったのだけど、こんな光を見ていたらいろんな地形に潜りたくなりました。もっと本数を重ねて上手になるぞ~
案内してくださったかわいいおねえさんおにいさんたち、ありがとうございました。
そして最後の夜は、「プラビダ」さんへ。
前日に行った「スバコ」の店長さんに、おすすめのお店を聞いたら、「プラビダに19:00で!」と仰っていたので言われるがままやってきました。(ちょっと遅刻したけれど)
宮古島は飲食店同士が仲良いそうで、二軒目に迷ったときもお店の方に聞くのが一番らしい。
お店に着くと、前日のお酒をひきずってそうなスバコの店長さんが迎え酒をしていました。ちょっと心配したけれど、いつものことらしい。
少したって、店長さんが元々お約束していた方たちがいらっしゃり、わたしも混ぜていただくことに。その後も続々と、スバコのおにいさんやその彼女さん、前日にいっしょに飲んでいたあいちゃん、島に住んでいる方たちが来て、いっぱい乾杯しました。
お料理、ほかにもアヒージョ等もいただいたのですが、わちゃわちゃしていて写真を撮りそびれちゃった。どれもとってもおいしかったです!
帰り際にみんなで写真を撮り、わたしはかわいいカップルちゃんと同じタイミングでおいとまさせていただきました。飲み始めると気づいたら日付が変わっている、宮古島の不思議。
翌朝7時、テレビの音を目覚ましに起床。いいかげんびっくりしなくなった!
朝ごはんは、和食です。もずく酢やジーマーミ豆腐、にんじんしりしりがあって嬉しい。
そして、最終日を飾る青い空。早起きした甲斐がある!
急いで荷物をまとめ、スーツケースだけ宿に置かせていただき、歩いて20分、伊良部大橋へ。
そして来た道を戻ること30分、パイナガマビーチへお散歩。
こじんまりしたビーチですがとってもきれい。
砂浜を歩いていたら、クマノミおじさんと小学生のわーちゃん、そして弟くんとお友だちに。
防波堤からクマノミが見える場所があるそうで、4人でクマノミ探しをしました。
クマノミおじさんは、海の近くの飲食店で働く方で、お仕事が始まる前の時間はこの海にいることが多いらしい。クマノミの居場所に詳しいので自称クマノミおじさん。
ランチタイムの仕事が終わったら島を案内するよと言ってくださったのだけれど、15時台の飛行機で帰らなきゃいけなかったので、また次に来たときにこの海で待ち合わせすることにしました。
何かしらの事情があって小学校に行っていないわーちゃんのことをクマノミおじさんは心配していたけれど、みんながみんな同じ道じゃなくても、わーちゃんが自分らしくいられる好きな場所が見つかるといいな。
しばらく海でのんびりしたあと、わーちゃんがタクシーをつかまえてくれ、前の日の夜に会ったかわいい女の子が働く来間島にある「あおぞらパーラー」へ。
するとタクシーに乗ってすぐに、スバコのお兄さんから連絡が。
前の日に「仕込みの時間まで空いているからあおぞらパーラー連れていってあげるよ!」と言ってもらっていたのですが、前夜お兄さんがかなりぼろ酔いだったのできっと仕事までは寝ていたいだろうと思い、自力で行こうとしていたのだけど、本気で連れていってくれるつもりだった様子。
なんてありがたい心遣い!!
結局、あおぞらパーラーでおにいさんと待ち合わせし、車でいろんなところに連れていっていただきました!
竜宮城展望台で海を見渡しながら飲むあおぞらパーラーのマンゴースムージーのおいしさ。おいしすぎて写真撮る前に結構飲んじゃった。
そして来間島から車で15分くらい、次に連れていってくれたのは伊良部島の三角点!
すぐそこは崖で怖いけれど絶景すぎる...
下を見下ろすとこんな景色!すごいときれいしか言葉が出ない。
夏はもっときれいらしい。これ以上きれいだなんて、見た瞬間に昇天してしまうかもしれない。
そして、三角地点から車で5分ほど、3月末から開業する下地島空港の奥、17エンドへ。お兄さんいわく、開業に伴って一週間後くらいにはもうここは車での立ち入りが禁止になってしまうらしい。閉鎖前に来れて本当によかった。
そしてこの日はちょうど、ソラシドエアーが空港でタッチ&ゴーの練習をしていて、真上に飛行機が!
こんな間近で見たのは初めてです。
帰る日じゃなかったらそのまま飛び込んでしまいたかった。
最終日、晴れてくれて本当にありがとう神様。そしてなにより、お店の仕込み前の貴重な時間に、ここまで連れてきてくれたお兄さんに大感謝です。
「福屋」でお昼までごちそうになり、もうお兄さんに頼りっぱなしの最終日でした。
2日目の夜にスバコさんに飲みに行ってから、まさかここまで連日お世話になるとは思っていなかったので、偶然通りかかってスバコさんにおじゃましたのは本当に奇跡だなと思います。
飛行機に乗って羽田に着いてからも、スバコのお兄さんたちの「また来てね」「早く帰っておいでね!」という言葉が嬉しくて、しばらくホカホカしていられそうです。
食べ物のお土産は「しまの駅みやこ」で、
マグカップのお土産は、あおぞらパーラーの横にある「琉球ザッカ青空」で。
この宮古島旅行を最後に2ヶ月半の人生の夏休みが終わって、3月下旬から仕事が始まるので、また会いに行けるように、毎日をがんばろう。
ひとりぼっちじゃない、幸せなひとり旅でした。
宮古島のみなさま、ありがとうございました。
宮古島 ひとり旅① 1~2日目
2019年一発目の沖縄!
3月10日~3月13日の3泊4日で宮古島に行ってきました。
沖縄旅行の記録を残すためにブログを始めたはずが、タイミングよくハワイとボラカイに行けてしまったので、やっと沖縄のことが書けます。
試しに数えてみたら、おそらく16回目の沖縄旅行!宮古島は2年ぶり2回目!
仕事が始まる前に、宮古島に行っておこうと思い立って直前に予約をした割には、じゃらんのANAパックを利用して旅費を5万以下に抑えることができました。ありがたや。
行きは羽田発、那覇で乗り換え、宮古島に到着したのは18時くらい。
今回お世話になるペンションMUさんが空港までお迎えに来てくれました。
宿に向かう車のなかで、宮古にある航空機の飛行訓練に使用されていた下地空港が、訓練では採算が取れなくなり、旅客用として開業するという話を聞く。
LCCが就航するようで、わたしとしては宮古に行く手段が増えるのは嬉しいけれど、宿の方は少し複雑そうでした。たくさん観光客が来て、忙しく稼ぐことを望んでいる地元の方はあまりいないんだろうなあ。
ペンションMUさんは、一人で過ごすには十分過ぎる広さで、お部屋もとても清潔で快適でした。
今回はダイビング以外は何も予定をたてずに来たので、とりあえずごはんを食べに市街地に歩いて向かいます。
一人で入りやすそうなお店をぼ~っと探していると、アジアンぽいお店を発見。
一回入る勇気が出ず通りすぎたものの、やっぱり気になって入る。ひとりで沖縄に来るのは3回目だけれど、やっぱり初日はちょっとそわそわしちゃいます。
カウンター席がちょうどひとつ空いていて、楽しそうに飲むおじさまたちの間にいれていただきました。とりあえずオリオンビールに、レディースセットを注文。海ブドウにしまらっきょ、島豆腐、グルクンと色々食べれてありがたいおつまみセット!
隣にいたおじさまふたりとお話をしていると、そのうちの一人がまさかの同郷、茨城県出身でした。
一人も知り合いがいない場所で、共通項がある人と会えるとそわそわしてた気持ちがなんとなく落ち着きます。
もう一人カウンターにいた、最近ダイエットに成功したらしい宮古島出身のおじさまが、元々99.8キロあった体重を98キロと若干サバ読んでわたしに話し、つっこまれていてかわいかったなぁ。どっちにしても重いじゃないか。
隣のおじさまたちに泡盛のコーヒー割をおすそわけしていただき(泡盛のクセがなくなりとっても飲みやすかった!)、そのまま流れで二軒目、カラオケ純ちゃんというスナックに連れていってもらい、初日からディープな過ごし方に...。
お酒をつくりながらお客さんともまんべんなく話し、一人でお店をまわしている方って本当に器用で、バーでも立ち飲みやでもスナックでも、天職だなぁと尊敬します。
地元の方たちでにぎわうなか、純ちゃんさんはわたしにもよくしてくれて、あたたかい時間でした。
ダイビングをする直前12時間はアルコールは控えた方がいいのですが、結局気づいたら0時を越え、まだまだスナックは盛り上がっていましたがお先に失礼させていただきました。日曜日の夜なのにすごいなと思ったけれど、宮古島の夜に、曜日はまったく関係ないらしい。電車もないので終電を気にする人もおらず、華金だから飲みに行くという概念もなさそうでした。毎日飲む島みやこじま。
初日に学んだ大事なこと:島の人はたくさん乾杯をする
そして翌朝7時。
部屋のなかで急に大きな話し声が聞こえ、びっくりして飛び起きる。
部屋を見回すと、テレビのなかのキャスターさんがまじめにニュース読んでいました。
7時に自動でテレビがつく設定になっていたなんて...やめてくれそんなサプライズ。
びっくりしすぎて目が覚めてしまったので、そのまま起きて朝ごはんを食べに宿の一階へ。
THE 和食。こういう朝食、しあわせだ。
もりもり食べて、宿の屋上に行ってみるも、わかっていたけど天気は曇り。
晴れていたらダイビングショップのお迎えの時間まで海に行こうと思っていたけれど、この日は諦め、ゆっくり準備をしていざダイビング!
今回は、カメラの貸し出しをしているということで、BigHolidayさんを利用したのですが、船が立派で至れり尽くせりでびっくり。
温水シャワーや、足湯まで!
今回水温は23℃くらいあったので海のなかは寒くなかったのですが、ボートに戻ったあとが寒かったので、足湯がとってもありがたかったです。
一本目はツインケーブというポイントへ。
ホワイトチップシャークさんが二匹並んで休憩していてかわいかった!
その他、
キベリクロスジウミウシさんも発見。
ずっと洞窟探検みたいでわくわく。
二本目のポイントは、ミニ通り池というところ。
ここでは、お食事中のカメさんに遭遇!
行きも帰りも同じところでずっと食べていました。
そして三本目、ロックビューティーという砂地のまったりポイントでは、チンアナゴさんや、
不機嫌そうなクマノミさん。
美しいサンゴを見ながらのんびりしていたら、
砂地にウミウシ?!と思ったら、この子はヒラムシさんだそう。
ショップの方はみんな親切だし、
ボートの上で食べるお昼ごはんもとてもおいしかったし、
ログ付け用にくれるシールも嬉しかった~!
ダイビングは3本潜って、16時くらいに解散。
そのあとは、リッコジェラートさんで小腹を満たし、(ハイビスカスと、泡盛レーズン!どっちも美味!!)
モンテドールさんでバナナケーキを買って、
ねらっていたTシャツをava!youさんで購入。
沖縄の地域密着飲料、ゲンキクールのパッケージの子です。あぁかわいい。
夕ごはんは、ジェラートやさんの近くで見かけた「subako」さんに行ってみることに。2日目の夜だと、なぜかいきおいづいてくるので、迷いなくお店に突入。
お兄さんふたりでやってるお店で、お二人とも感じが良くて、フレンドリーで安心しました。
まずはビールと、もずくのてんぷら、ゴーヤチャンプルーをいただきました。
ゴーヤが甘くておいし~い。
食べながら飲みながらおしゃべりをしているうちに、どんどんお客さんが増え、さらにみんな贈り物を持ってやってくる。
どうやら、翌日が店長さんの誕生日で、常連さんたちがお祝いをしにやってきていました。すごいタイミングでおじゃましちゃったけれど、お兄さん二人の計らいのおかげでまわりのお客さんとすぐになじむことができ、モエシャンやテキーラで楽しく乾杯させていただきました!まさか宮古島で飲むとは思っていなかった!
店長さんが誕生日を迎える頃にはお店全体で飲んでいるかのような雰囲気になって、いかにこのお店とお兄さんたちがみんなに愛されているかが伝わって、密かにほっこり。
観光客よりも常連さんの方が多いお店らしいのだけれど、みなさん親しみやすく優しく暖かかったなぁ。きっとそれもお兄さんお二人の人柄あってこそなんだろうな。
前日に飲み過ぎてしまっていたのでこの日はサクッと飲んで帰ろうと思っていたはずが、楽しさのあまりあっというまに日付はかわり、長居しすぎてしまいました。
帰り際、となりで飲んでいた子たちがお店の外まで来てくれてハグしてお別れ。
宮古島は、暖かい。
ボラカイ島 滞在記⑥ 6日目&7日目
DAY6!
7日目は帰るのみなので、実質ボラカイを満喫できる最後の日。
朝はホテルに無料でついている朝食をいただきました。
ベーコンに卵焼きにガーリックライス。
ボラカイではメニューにお米があることが多いのですが、白米よりもガーリックライスの方がよく見かけました。
レストランでも、
店員さん「ライスはつける?ガーリックライスね?」
と、半ば強制的にガーリックライスになりがちです。たしかにガーリックライス好きだけども。
ボラカイにいる間、日本食が食べたいという衝動に駆られることはなかったのですが、お米は日本のもちもちしたものが食べたくなりました。こちらのお米はちょっと水分が足りないのです。日本のお米は偉大です。
カリカリベーコンを食べたら甘いものが飲みたくなり、フルーツシェイクを買いに海沿いへ。
こちらのお店、注文をするとその場でフルーツを切り、ミキサーにかけてくれます。「sugar?milk?」と聞かれるのでyesと言うと、スプーン一杯くらいの砂糖と、粉末ミルクをいきおいよくいれてくれます。粉末ミルク使うんかい!と最初は思ったし、氷は保冷ボックスからわさっと出てくるし、最初は少しだけ衛生面が心配だったけれど、お腹は無事でした。
フルーツもマンゴー、バナナ、パイナップル、スイカ等から二種類ミックスもできて120ペソ(240円)くらい。レストランには必ずといっていいほどシェイク(スムージー)があるのですが、テイクアウトできるところは少ないので、滞在中はこのお店で2、3回いろんなシェイクを楽しみました。
こんなお店が家の近くにあったらいいのになと思ったけれど、きれいな海も砂浜も、お店のやさしい雰囲気のおばちゃんも、サーカスみたいなストロー入れも、何かが欠けてしまうと偽物になってしまうから、ずっとボラカイで、粉末ミルクをいきおいよく入れてくれるまま、ただそこにあり続けてほしいと願うばかりです。
しょっぱいと甘い、ふたつの味覚を満たしたところで、トライシクルに乗って10分くらいのところにるシティモール(ショッピングセンター)へ。
トライシクルの料金は、島内だったら最大でも300ペソ(600円)というルールはあるのですが、どこにいくときも、短めの距離であっても、乗る前にいくらか聞くと300ペソと言われました。ただ、これはどうやら観光客だから(日本人だから?)で、現地価格はその3分の1くらいらしく、ちゃんと交渉すれば料金を下げてくれるようです!これを聞いたのがもう旅の終盤だったのと、観光客の料金でも日本のタクシーに乗るよりは安いと思ってしまって、今回はすべて300ペソで乗っちゃいました。でも、真のボラカイ人になるためにはこんなんじゃだめだと思うので、また来るチャンスがあれば交渉をがんばりたいところです。
シティモールには、ボラカイで一番大きなスーパーと、お土産やさん、アパレル、ドラッグストア、フードコートがあります。
前日、アイランドスタッフのオーナーさんからwatsons(フィリピンのドラッグストア)で売っているヘアトリートメントをおすすめしてもらったので、友人とひとつずつ購入。日本円で400円ほど。日本ではおそらく手に入らないのでまとめ買いしたかったけれど、いかんせん重さがあるので断念しちゃいました。
でも、友人が日本から出発する時点で20キロ超の荷物をせっせと運んで、さらにお土産も買い込んでいたことを思うと、わたしにはガッツが足りなかった!
それにしても、生まれ持ったものもあると思うけれど、オーナーさんは毎日海に潜っているのに髪がサラッサラだったなぁ。
そしてスーパーでは、お菓子類を物色。
どれも100円くらい。お土産にも良い。
おしい、これはTempuraではなくエビフライなんだと誰か伝えてあげてほしい。
イメージ図が不思議。
乾かされた魚たち。怖くて買えなかった。
旅行先で買い物をしていて一番楽しいのは間違いなくスーパーマーケットだと思う。
適当に、せっけんやピーナッツバター、ガーリックソルト等を買って、お昼ごはん。
フィリピンに来たら一度は食べておきたいファストフード、jollibee!
ハンバーガーセットも300円以下くらいで、安い。スパゲッティーもあります。
一通りシティモールを見終わって、再びトライシクルでステーション2あたりに戻ります。
島の真ん中には一応道路があるのですが、基本的にはどこも工事中。電線もカオスです。
砂ぼこりも華麗に舞っているので、展望台に行くときと、シティモールに行くとき以外はほとんど道路は使いませんでした。
宿も、ベストは海沿い、海沿いが取れなくても一歩小道を入ればいくつかホテルはあるので、道路沿いはおすすめしません。
また海に戻り、最後の海遊び。
いつだったか、なんの話の流れだったか忘れたけれど、友人が「俺はポケモンだったらみずタイプだと思う」と言っているのを聞いてから、きっとわたしもみずタイプだからこんなに海が好きなのか!と妙に納得して、そこから密かにギャラドス気分で生きてます。
海遊びをしたあとは、のどの渇きを潤しに、宿の近くのcocobarでレモンフレーバーのサンミゲルを。
真っ昼間に、太陽の光が差し込んできらきらする海を見ながら、ビールが飲めるのも今日が最後。
そして最後の日らしく、マッサージを受けに行ってみることに。
ホワイトビーチ沿いを歩いていると、
夕方くらいになると「マッサージ?」
と、10メートル歩くごとに勧誘されるのですが(独特のなまりを文字だと伝えられないのが悔しい)、この勧誘についていくとどんなところにたどり着くかわからず怖かったので、dmallにある店舗に直接行って予約を取りました。
60分の全身マッサージで600ペソ(1200円くらい)で、他のところに比べるとちょっと高めですが、日本で受けるマッサージに比べると格安!質も悪くなかったです。
血流が巡りめぐったところで、海に沈んでいく太陽を見ながら、夜ご飯を食べにステーション3方面へ。
本当に毎日、コレクションにして箱にしまっておきたいくらい、夕陽がきれいだったのだけど、この日はまた格別でした。
ラストディナーは、ダイビングショップで知り合った自由なおじさま二人と、4日目の夜に行ったお魚市場へ再び!
お気に入りのエビ、そして大きめのお魚(名前忘れた)、イカの丸焼きアゲイン、アサリスープを4人でおいしくいただきました。(おじさまたちが値切って、5000ペソだった会計は3500ペソまで下がりました。)
おじさまたちは今回の旅行でダイビングを通じて知り合ったそうで、偶然にもお二人とも普段はベトナムで仕事をしているとのこと。
ホーチミンの話、仕事の話、プライベートの話を聞けて、聞いてもらって、軽快にビールを飲んで、とても楽しい時間でした。
休暇中だからかもしれないし、ボラカイにいるからかもしれないけれど、よく笑う、無邪気さが印象的なおじさまでした。
どんな経験をしても、斜に構えず、ああいう風に笑えるおばさんになりたいなぁ。
おじさまたちとばいばいした帰り道、デザート代わりにラストシェイクを飲みに寄り道。
わたしの腕がこんなにマッチョだったとは。
宿に着くなり光の速さで寝ようとする友人を、お風呂入りな~と起こすのも最後だと思うと寂しい。
そして日付は変わって、日本に帰る日。
友人はあと数日ボラカイに残るので、ホテルの前でお別れ。
ホテルでカリボ空港までの送迎をお願いしていて、朝5時に送迎会社の人がお迎えにやってきて、まずは車で港へ。
港で送迎ツアーのお支払をしようとすると、ホテルのお姉さんには800ペソと言われていたはずの料金が、1600ペソ必要と言われる。
現金を800ペソギリギリしか残しておらず、さらにクレジットカードも使えず、近くにATMもないと言われ、まさかこれは日本に帰らずもうしばらくボラカイにいろってことかな...と思いつつも、現金がないことを伝えると、送迎会社の人がどこかに電話をしはじめ、結局800ペソになる。どういうこっちゃ!
そして、カティクラン港に着き、カリボ空港行きのバスに乗り込むと、ツアー会社のお兄さんがわたしの席までやってきて、「フライトは何時?」と聞いてくる。時間を伝えると、「間に合わないからタクシーに乗れ!プラス1000ペソで!」と言われる。
送迎ツアーを頼んでいるのにホワーイと思いながら、変わらず現金を持ち合わせていないわたしは、1000ペソも持っていないことを伝えるも、バスから降ろされタクシーに乗せられる。
タクシーの運転手さんは親切で、「バスだと時間がかかっちゃうけどフライトに間に合うように急いで行くね」と言ってくれて、お金を払う必要があるかと聞くと、「ツアー会社に請求するからあなたは払わなくて大丈夫」とのことで、一安心。結果、バスよりも快適に空港に着けました。(友人が使った別の送迎ツアーはまったく問題なかったようなので、もしsouthwestという会社を使う場合は気をつけてください!)
でも結局、カリボからマニラへのフライトは1時間以上遅れ、急ぐ必要もなかったのですが、今度はその遅延によってマニラでの乗り換え時間がなくなり、マニラ空港内を猛ダッシュしました。
ボラカイ滞在中は英語が話せる友人に英語のコミュニケーションを頼りっぱなしだったけれど、帰国日は頼るのは自分しかおらずハプニング続きで追い込まれたおかげで、ちゃんと?英語が出てきました。
なにはともあれ、無事に帰れてよかった~!
マニラ空港で名前をアナウンスされたのもいい思い出です。
自宅に帰り、ボラカイで買ったものを並べて、にんまりとして旅は終わり。
200円くらいで買えるダサかわTシャツ、もっと買えばよかったなぁ。
耳が聞こえなくなり、体も重くて絶不調だった12月に、「ねえ、ボラカイ行かない?」と誘ってくれた友人に本当に感謝です。
不調も治り、わたしの魂さんもしばらく出掛けていたけど元に戻ってきた様子!
ありがとう。また行こう。
ボラカイ島 滞在記⑤ 5日目
DAY5!
朝7:00、「SENSI」さんにて、本日の朝食はフルーツボウル。
友人は、ビーフンのような麺。
朝の光はまだ穏やかで、人も少ないので海も静か。気温は毎日最高28度くらい、朝から晩までテラス席でごはんを食べるのにちょうど良い気候です。
ごはんをゆっくり食べて、今日もダイビングショップへ。
ホワイトビーチ沿いのこの道をサンダルで歩くのにもすっかり慣れて、小学校の通学路を歩いていたときみたいに、ずっとこの毎日が続くんだろうなぁという気持ちになる。
ボラカイでのわたしの学校、アイランドスタッフさん。
今日の一本目は、NASOGというポイントへ。
潜ってすぐに、ウミウシさんがわたしの手袋にくっつき、しばらくの間いっしょにダイビングを楽しみました。友人が手袋についたこの子を撮ってくれて、思い出の写真になりました。離れたくなかったよ。
他にもこんなウミウシさんを発見して、ウキウキ。クロスジリュウグウウミウシかな...?(photo by まなみちゃん)
詳しくは、まなみちゃんのInstagramへ!
二本目は、CROCODILEというポイントに。一番サンゴ礁が多くカラフルな場所でした!
ウミウシさんの産卵シーンに出くわしたり、ウサギみたいなウミウシさんを見つけたり。なんだかいつのまにかわたしもウミウシ脳になってる。
(photo by まなみちゃん)
そんなわけで無事に5本潜り終わり、アドバンスを取得しました。これにて今回のダイビングは終了です。初日よりも二日目、二日目よりも三日目、少しずつだけど水中での動きが上手くなって、自由になっていくような感覚が嬉しかった。
海辺の写真はいっぱい撮ってきたけれど、海の中はまだまだ知らないものばかりで、もっと潜って少しずつ知っていくぞ、とやる気がめきめき湧いてきた楽しいボラカイダイビングでした。
さてさて、毎日たのしみなごはん、今日はあったかい麺が食べたくなり、フォーをいただきました。
あったかいものを食べてほっこりするはずが、なぜか激辛でほっこり計画は失敗に終わりました。でも、これといっしょに頼んだラムバナナピーナッツシェイクが思いのほかおいしかったので、プラマイプラでお昼ごはんを終えました。コップンカー。
そして、おやつにchatimeに寄り道。
タピオカミルクティー(pearl milk tea)を頼んだつもりが、渡されたのはタロイモミルクティー。わたしの滑舌よ。日本ではたしかに飲めないメニューだけど、そうだけど...!
このサイズのタロイモを飲み干すのは若干のつらさを伴いました。
ちなみに、シティモールにはGonchaもありました。こんな小さな島に、タピオカミルクティーやさんがふたつもあるなんて、世界のタピオカさんはすごい。頼む際は、滑舌に注意してください。
ダイビング後は、「8colors」から「sea birds hotel」へ、住み処を移動。
荷物があったのでトライシクルを使って移動したのですが、降ろされた場所がホテルの近くではなく、結局荷物を持って砂の道を歩くことに...運転手さんに悪意があったとは思わないでいたいけれど、大変は大変だったぞー!
ただ宿のお姉さんは親切に接してくれたので、癒されました。
宿自体は、部屋は狭いけれど清潔で不自由はなく過ごせました!前日、扇風機で髪をかわかしたりしていたので、ドライヤーも借りれ、温風で髪を乾かすことができたので、むしろ快適でした。
今日の夜は、アイランドスタッフのオーナーさん宅で、いっしょに潜った方たちと鍋を囲むことに!
夕日を見ながら、集合場所へ向かいます。
このタイミングでのお鍋、そして数日ではあるもののお世話になったダイビングショップで出会った方たちとのごはんはとても嬉しいものでした。
オーナーさんは20年フィリピンにいるそうで、明るく、ちゃきちゃきしていて頼りがいがあって、女性らしい細やかさもあって、リピーターさんたちがオーナーさんに会いにボラカイに潜りにくる理由がよくわかります。
ボラカイで出会っていっしょに潜った方たちと食べる鮭おにぎりや鍋は、特別おいしかったな。お招きいただいて感謝です。
帰り道、ダイビングショップの前を通ると、テラスで現地スタッフさんがビールを飲んできて、彼らの手招きにすいこまれるようにわたしと友人もテラス席へ。
ビールをいただいたあと、なぜかすこしだけ海辺を散歩しました。ステーション3付近は光が少ないので、星がたっくさん見れました。スタッフさんに星がたくさん!と話しかけたら、yesとは言ってくれたけれど、毎日ボラカイにいる彼にとってはこの星は特別じゃないよなあとあとで気づきました。当たり前なものと特別なものの感覚は、わたしと彼できっと違いすぎるんだろうな。
そして、別のスタッフさんが、life is life, today is today、なのになんで明日のことを考えるの、というようなことを言っていたときにもメンタリティの違いを感じました。
本当にその通りで、わたしも今日は今日の命だけを生きていたいけれど、実践するのはなかなかむずかしい。心配してもしょうがない先のことや後悔してもしょうがない昔のことに精神をすり減らしていたりする。
そのスタッフさんは、火事で家が燃えちゃったけど、毎日HAPPYとも言っていた。もしわたしが同じ状況になって、それでも毎日HAPPYと言えるようになるまでには、越えなきゃいけないものがたくさんありそうです。
みんなほどほどによっぱらいだったけれど、それはそれで良い時間でした!
ボラカイ6日目に続く。
ボラカイ島 滞在記④ 4日目
DAY4!
今回の旅行は、大学時代の友人と3人でやってきましたが、そのうちの一人が帰ってしまう日で、早朝に友人をホテルの前で見送りました。
日本に帰っても、住んでいる場所は近いのだからまたすぐに会えるのに、3日間24時間ずっといっしょにいた人がいなくなってしまうのはとても寂しい。たかが数日なのだけど、ごはんを食べて帰る場所が同じであることは、関係性に安心感を与えるなぁと思う。
ボラカイ3泊4日はなかなかの弾丸ツアーだったと思うけれど、ふと思い出したときや写真を見返したときに、明るくなったり穏やかになったりほっとしたり、なんでもいいから少しでも良い気持ちになる瞬間があるといいな。
さてさて、4日目&5日目はひたすらダイビングDAYです。
今日も天気は晴れ!
朝7:00、「Sunnyside Cafe」で朝ごはん。
わたしはオートミールを、友人はシャクシュカというメニューを注文。
このシャクシュカ、フィリピン料理かと思っていたのですが、どうやらわたし調べによると中近東発祥のものでイスラエルで朝食として食されるメニューだそう。
こちらのお店では、チリコンカンの味に近いトマトソース、豆腐の上にたまごをのせてオーブンで焼いている感じでした。パンが大きくてあまり見えてない。
少しおすそわけをいただきましたが、おいしかったです!
ダイビングショップまでの送迎は頼まず、朝ごはんを食べてお散歩がてらショップに向かうのが日課になりました。
今日のダイビングは、2ダイブ。
1本目はTRIBIRD(トリバード)というダイビングポイントに向かいます。
カティクランからロシアの飛行機をボラカイに運び沈めたポイントで、深度は28M。オープンウォーターの資格だと潜れない深さで、でもどうしても沈んだ飛行機のなかに入ってみたくて、今回アドバンス講習を受けることを決めました。
飛行機の窓から内側に入ると、飛行機を住み家にしている魚たちが一気に泳ぎだす光景が圧巻でした!(写真はたぶん、飛行機の羽…?)(わたしのレンタルウエットスーツがこの日からド派手になりました)
わたしとインストラクターが飛行機のなかにする~っと入っていったがゆえに、友人がわたしを見失い一瞬迷子になってしまうというプチ事件も起きてしまったけれど、飛行機探検はとてもとてもわくわくしました!(迷子にしちゃってごめんね)
2本目は、カメラを貸してもらってフォトグラファー講習。
友人がウミウシマニアなのにつられて、わたしも水中で全力でウミウシを探す習慣がつきました!
あんまりかわいい子は見つけられず、というより色合いを上手に撮れず、ちょっとダークサイドな子たちがカメラに収まりました。
ソライロイボウミウシさん
だれかのブログを見ていたら、ウミウシ好き熟練ダイバーからするとイボ系ウミウシは軽視されがちと書いてあったけど、きみも立派なウミウシだよ。
オトヒメウミウシさん
そのほか、透明でスタイリッシュなニセアカホシカクレエビさんを発見!
こちらはウミウシマニアのホモサピエンス、友人のまなみちゃん。
ダイビング後は、ダイビングショップの目の前の海でのぼのぼ。
ステーション3のあたりは人が少なくステーション2に比べるとのんびりした雰囲気で、ダイビングが終わったあとも美しい時間が続きます。
そしてダイビングショップの方においしいよとおすすめしてもらった「Bei Kurt und Magz」へ。
14:00頃、少し遅めのお昼ごはんです。ホテル併設のレストランで、ドイツ料理の店なのですが、頼んだのはポークアドボとガーリックシュリンプパスタ。
ドイツ関係なくなっちゃったけど、おなじみの味でおいしかったです。
帰り道でお土産を物色しつつ、
なぜか右手に魚持ってる人を見かけつつ、
一旦宿に戻ると、数秒で友人が寝落ち。わたしもゴロゴロ。
そして夕方、宿を出てすぐの「chacha's」のテラス席が空いていたので、夕日を見ながらポテトフライとビールをいただきました。
今日もまんまる太陽が水平線へ。
夕日、ポテトフライ、ビール、この3つがそろえば、大体のことは解決する気がする。
小腹を満たしてお店を出たところで、「すみませ~ん」と声をかけられる。
マリンアクティビティの勧誘のお兄さんが片言の日本語で話しかけてくるのは日常茶飯事だけど、流暢な日本語で日本人の若い女性に話しかけられるのは初めてだったのでちょっとびっくり。
声をかけてくれたのは、ユキさんというボラカイに住んでいる日本人の方で、日本人観光客を見つけては嬉しくなり話しかけているそうな!たしかに、ボラカイ島を歩いていて日本人とすれ違うことはほぼなかったから、めずらしいんだろうなぁ。
ちょこっとお話しして、ユキさんはウェディングフォトの仕事でボラカイに来たこと、ボラカイには10人ほど日本人が住んでいること等を聞きました。(お世話になっているダイビングショップのオーナーさんも日本人)明るい、南国の雰囲気がぴったりの方でした。
そして、夜はステーション3にある「SANDS HOTEL」の脇道を入っていったところにあるシーフードマーケット(名前を確認し忘れてしまったけれどたぶんココ)に。
その場で選んだ海鮮たちを調理してもらえるらしい、そしてそこはSANDS HOTELの脇道の奥にあるらしい、という情報をダイビングショップで小耳にはさみ、その少ない情報を頼りに行ってみました。
本当にこの方向で合ってるのだろうかと不安になる道を通りますが、正解でした!
お土産やさんが並ぶ道を通り抜けると、
急に海鮮市場が現れます。
カニ、イカ、魚、貝類等、市場に並んでいる海鮮の中から、好きなものを好きなだけ選んで、市場の横にある飲食店で料理をしてもらうスタイル。
おそらく市場の区画ごとに調理を任せる店は決まっていて、魚介類を買うとそのままお店に連れていかれます。調理方法は、市場の人がお勧めを教えてくれますが、こちらから希望を言えば変更も可能です!
材料費はその場で支払い(あとで知ったことですが、値切れます!)、別途調理費はお店で飲み物のオーダーと合わせて精算です。(ええ、値切れます!)
わたしと友人は、妹の夫が日本人(だったかな)という人に、言われるがままに海鮮を買って、なぜかみんなで記念撮影をし、チリクラブ・エビのバターガーリック炒め・イカ焼きをいただきました。もちろん、サンミゲルライトと共に!
食材選びからできるので、少しエンターテイメント感も味わえて楽しい夜ご飯でした。
ボラカイ、いいところだな。このTシャツが言う通りだ。
5日目に続く。
ボラカイ島 滞在記③ 3日目
ボラカイ3日目。
3日目になって、島内の地理を大体把握して、ホテルの部屋での動き方とか荷物を置く位置がある程度習慣化してくると、旅行という非日常と、生活をするという日常の境界線が曖昧になってくる。日本で家を出たときの寒さなんてすっかり忘れて、いまは、日焼けするね、と言いながらノースリーブで過ごす時間のほうが日常になるから不思議。
ホテルの部屋を出たときのこのスペースも、お気に入りの空間になりました。
この日は、dmallにある「LEMON CAFE」で朝ごはん。
dmallにはいくつも飲食店があって、その中でおそらく一番「カフェっぽい」お店です。形容するのが難しいけれど、たぶん合っている。
わたしはカフェっぽい雰囲気に便乗して、パンケーキを頼みました。
そして各々、フレッシュジュースも。日本で頼んだら600円はしそうな飲み物が、大体3分の1くらいの値段で飲めるのです。フルーツ好きには最高の島です。
このパンケーキ(シナモン風味のバナナ乗せ)が想像を超えておいしかった!友人は、ベッグエネディクトと...
なんだっけなこれは。スープよりも固体よりなボルシチのようなもの。
ボラカイ島に来るまでは、もっとジャンキーなものしか食べれないのかなと思っていたので、いざ島について散策すると、フィリピン料理をはじめ、イタリアン、スペイン料理、韓国料理、中華、いろんなお店があることにびっくりしました。わたしが旅行先でする友人との会話のなかで、「今日なに食べる?」は最も平和で、わくわくする言葉のうちのひとつなのですが、毎日良い意味で適当にお店を選べる生活はとても幸せでした。
朝ごはんを食べたあとは、海辺を散歩しながら海遊び。
途中で、浅瀬で干からびつつあるイカを発見!思わずつかむ。
ホワイトビーチ沿いはわりと人は多いのだけど(中国の旧正月とかぶっていたから余計に)、毎日歩く道が海沿いなだけで、気持ちの穏やかさが日本にいるときと全然違います。
ホテルに戻ったあと、午後に予約をしていたダイビングに備えて(?)お昼前までみんなスヤスヤ。そして気づいたらお昼ごはんの時間。食っちゃ寝とはいい言葉です。
前日のアイランドホッピングでお世話になったアイランドスタッフの店舗がステーション3にあるので、途中にあるホテルのレストランでランチ。(名前を忘れてしまった!)
ここで友人が頼んだキューカンバーシェイク(スムージー)が美味でした。日本のきゅうりほど青臭くなく、どちらかというとスイカに近い味でした。(写真左)
真ん中はカラマンシーシェイクなのですが、味も見た目もシークァサーそっくり!すっぱ甘くておいしい。レストランでは醤油にカラマンシーをいれたり、揚げ物にしぼったり、レモンの代替品として使われていました。
ここでは、海鮮スープとシンガポール風春巻、フィリピン料理のカルデレータをいただきました。
なんでか全部、赤茶色だな。
一番下のカルデレータは、例えるならば、トマト煮込みよりのビーフシチュー。フィリピンはスペイン領だったので、スペインから伝わって定着した料理も多いようで、カルデレータもそのうちのひとつだそうです。(その名残り?で、オリーブが入っていました)
午後はいざ、ダイビング!昨日に引き続き、「アイランドスタッフ」さんにお世話になりました。ちょっと肌寒かったのは否めないけれど、海のなかの世界はやっぱり美しかった。友人は体験ダイビングだったので、海のなかで終始インストラクターのお兄さんにずっとボンベをつかまれ釣られていてかわいかった。
5年前にセブ島に行った際、あまりの海のきれいさにダイビングがしたくなり帰国後すぐにオープンウォーターの資格を取り、その後ろくに潜らずに月日だけが経ってしまったのだけど、なんだかわたしはフィリピンに来るとダイビングの資格が取りたくなる人種のようで、いきおいでアドバンスの資格を申し込んでいました。
ここ数か月、あれもこれもどうしようと考えて結局決めれないことが多くて辟易していたので、アドバンスを取る!と決断したとき、なんだかスッキリしました。アドバンスを取ったからって劇的に自分や状況が変わるわけではないのだけれど、人生の楽しみは自分で増やさないとね。
そんなわけでアイランドスタッフさんには4日連続で通うことになるのだけど、それはさておき、この日は一緒に来ていた友人2人のうち1人が翌日帰国日だったので、3人で食べるラストディナー。
徒歩でホテルまで戻り、支度を済ませてdmallへ向かいます。
そういえば途中で、フィリピン人のお兄さんに、「my wife!」と声をかけられました。ボラカイ島でわたしは急に結婚したらしい。これぞ電撃婚!しかも国際結婚!(ほんとは、ホワイトビーチ沿いにたくさんいるマッサージかツアーの呼び込みのお兄さん。ぼったくられることが多いらしいので、ついていかない方がいいとホテルのお姉さんが言っていました)
この日は、まんまるな太陽が、まんまるなまま海に沈んでいって、圧巻でした。
仕事をしていると、気づいたときにはオフィスの窓の外は暗くて夜になっていることがほとんどだけど、ボラカイ島では毎日、夕日が沈んでいく時間が、ゆっくり夜がくることと、一日が終わることを教えてくれます。海沿いの道が、オレンジ色に染まっていく、あったかい時間。みんながちょっとお腹がすいてきて、何食べる?って会話をするやさしい時間。
そして、ごはんは前日混んでいて諦めたステーキやさん「VALHALIA」へ。
フライドチキンサラダ、ボロネーゼ、テンダーロインを注文。もれなくビールも!
おいしゅうございました。
食べ終わったあとは、dmallのはじにある小さなスーパーで買い物をして、
「HALOMANGO」でデザートをいただきました。
おなかいっぱいだったので、3人でこれひとつで十分でした!(写ってないけれど、マンゴー入り!)
食べて、運動して、海を見て、食べて、寝る。
もちろん、ダイビングショップやレストランで働いている人がいるからこそ出来ることだし、わたしも働くことは好きだけれど、たまにこういうシンプルな生活をしていると、自分にこびりついたごちゃごちゃしたものがそぎおとされる気がする。
そぎおとし旅は、四日目に続きます。
ボラカイ島 滞在記② 2日目
ボラカイ2日目。
到着日は曇っていたのと日が暮れてしまっていたので気づけていなかったけれど、朝ホテルを出て徒歩1分…
ホワイトビーチがべらぼうにきれい!!!
過去にトリップアドバイザーでアジアNo.1ビーチに選ばれているだけある。海の穏やかさや遠浅で透明度の高い水色の雰囲気は、石垣島の底地ビーチに少し似ています。
午前中、太陽が昇っていく時間帯は写真を撮るにも逆光にならず、散歩するにも暑すぎず、ベストでした。特にこの日は、朝食前にランニングをするために早起きしていたので人も少なく、とっても気持ちがよかったです。
ステーション2からステーション3方面へ走っていったら、この日アイランドホッピングツアーの予約をしていたダイビングショップ「アイランドスタッフ」の店舗を発見。スタッフさんたちがすでに店舗内で準備をしていたので、今日予約してます~とだけ伝えて去る。ホテルからの送迎も頼んでいたから、なんで早朝に現れたのか不思議だっただろうな。
軽くランニングをしたあとは、昨日歩いてて気になっていた「REAL COFFEE」で朝ごはん。
2階席は広く、ホワイトビーチ沿いにあるので窓のそとには海も見え、雰囲気◎!メニューはパンとオムレツ、パンケーキ、サンドイッチ等、種類が多く悩みまくる。
結局わたしはツナオムレツを注文。た~っぷりのコーヒーもついて330ペソ(660円)でした。
ボラカイには朝7:00からオープンして朝食が食べられるレストランが多かったので(そしてそのままランチも夜も営業している)、毎日徒歩圏内で「なにたべる?」が出来るのがすごくよかったなぁ。毎日3食予約はせずに、すべていきあたりばったり、自由気まま。わたしが好きな単語たち。
ごはん後は、アイランドスタッフの方が宿まで迎えに来てくれ、アイランドホッピングに行きました。アイランドスタッフがあるステーション3のエリアは、ステーション2に比べて人が少なく落ち着いた雰囲気です。
アイランドホッピングは、ステーション3を出発して、シュノーケリング→プカ・シェルビーチ(島の北側)→別のシュノーケリングポイントでシュノーケリングというツアー内容。
プカ・シェルビーチはホワイトビーチとはまた違い、ちょっとワイルドな雰囲気で、海の色もエメラレルドグリーンに近い。
ここでは、ホワイトビーチにはあまりない、貝殻やシーグラスも拾えました!あと、友人はちくわになりたかった貝(サンゴ?)を拾ってました。かわいい、ちくわさん。
気温は28度くらいあったものの、水温が低くて寒くなってしまったので、2回目のシュノーケリングはパスしたいと船を運転してくれるお兄さんたちに伝えると、まだ時間があるから…と島のまわりを周遊してくれました。
13:00過ぎにはツアーを終え、「SANDS HOTEL」の下にあるレストランでお昼ごはん。
フィリピン料理のアドボ(お肉を酢で煮込んだもの)とポークシシグピザ(シシグ→細かく切ったお肉を味付けしたもの)を3人でシェアし、お供にはサンミゲルのレモンフレーバーを。
ちなみにアップルフレーバーもあって、わたしはレモンの方が好きでした。もっというと大体どこのお店にも「サンミゲルライト」「サンミゲルペールピルセン」が置いてあり、一番好きなのはサンミゲルライトでした。少し高めのホテルのレストランでも、85~100ペソ(170~200円)くらいで飲めるので、ビールだけで言ったら都内の三分の一くらいの値段。そしてホワイトビーチ沿いのレストランならば、もれなくついてくるオーシャンビュー!
人それぞれ、何を贅沢に感じるかは違うけれど、わたしにとっては、きれいな海が見える、風が通る場所で、信頼している人たちとごはんを食べることは最上級だと思う。
午後は、ボラカイ島が一望できるというマウントルホ展望台に行こうとトライシクルをつかまえ連れていったもらったのですが、なぜかロープが張ってあって登ることができず…。するとトライシクルの運転手さんが、「別の展望台につれていく」と言ってくれたので、そのままトライシクルに乗っていたら、ただの人ん家?の前で降ろされ、ここだよと言われる。
そんなわけで、結果、山の斜面にある3階建ての建物(というか、おそらくだれかの家)の外階段をのぼり、屋上からボラカイの東側の海岸を見渡すことに。
いまいち曇っていた残念だったのと、これって人ん家だよね?という気持ちで複雑だったけれど、わりと景色はよかったです!
きっと、展望台も近いし見晴らしが良いから観光客も来るだろうというノリで、民家をオープンしているんだろうな。だけれど、ここを人に勧めるには、「見晴らしの良い、人ん家」としか言えなくて困っちゃうな。
さてさて人ん家からdmall周辺に戻り、ホワイトビーチで夕日待ち。雲が多めだったのでまんまる太陽が沈んでいく姿は見れなかったのだけど、だからこその、この空の色!
どれだけ長くボラカイにいても、来年の同じ日・同じ時間に夕日を見ようとしても、まったく同じ色の交わりは見ることはないんだと思うと、できるだけ忘れないところにこの一瞬をしまっておかないと。
と言いながら、大体のことはすぐに忘れてしまうので、気軽に写真を残せる時代に生まれてよかったと心底思います。そしてたいした技術がなくてもそれなりの写真が撮れるOLYMPUS PENに感謝です。
夜ご飯は、rum watermelonと書かれた看板に誘われて、「HOY PANGA」へ。
ラムとスイカのお酒はまぁまぁでしたが、ここで食べたこの料理がおいしかった~!
ただ、なんかのココナッツミルク炒めだったのですが、この野菜の名前が思い出せず、いくら調べても出てこず。うーん、きみは誰なんだい。わかる人がいたら本当に教えてほしいです。
この日、ごはんを食べながら、友人と話しているうちに勝手に友人の感情に共感して泣いてしまって、結果3人とも泣きながら話すというはたから見たら不思議な時間があったのですが、店員さんたちはドリンクのオーダーを取りにくるでもなく、そっとしておいてくれました。だから、良い店です。マグロも、イカのフライも、おいしかった!
帰り道、友人は小さな商店でカップ麺やビールを買っていましたが、ホテルに着くなり志半ばで就寝。
海で遊んで、たくさん太陽を浴びた日はぐっすり眠れて幸せ。
3日目へ続く。